がんばろう日本
がんばろう日本、つなげよう大正琴の絆
大正琴を贈る活動のため各県大会で設置した募金箱
大正琴を贈る活動のため
各県大会で設置した募金箱
平成23年3月11日に発生した東日本大震災の一日も早い復興を願い、琴伝流は大正琴のボタンと「日の丸」を重ね合わせてイメージしたロゴマークを定めて支援活動を行い、平成26年からは活動の継続を図るためロゴマークのデザインを変更し、大正琴の仲間がつながることでお互いが支え合う社会の実現を願い続けています。
がんばろう日本 つなげよう大正琴の絆  つながろう日本 文化の力、大正琴の絆
     日本赤十字社
東日本大震災と琴伝流
平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、これまで経験したことのない規模の被害に見舞われ、琴伝流の仲間を含めた多くの尊い命も失われました。
琴伝流では、東日本大震災では甚大な被害が広範囲にわたり、当初は詳しい被災状況も把握できなかったことから、日本赤十字社を通じて義援金を送ることを決め、これまでにお預かりした義援金を1,100万円以上送金しました。
一方で、津波により砂の入って錆びた大正琴を修理できないかと相談を受けたことをきっかけに、被災された大正琴の仲間を直接支援しなければいけないと痛感し、津波で大正琴を失った仲間に新しい大正琴を贈るため「大正琴絆基金」を立ち上げ、これまでに約200台の真新しい大正琴をお届けすることができました。
全国で被災地に大正琴を贈る活動に取り組んだ団体は琴伝流だけではありませんでしたが、そのほとんどが不要となった中古の大正琴を贈る活動で、きめ細やかに大正琴愛好者の声に寄り添った寄贈と言えないものもあったようです。当時の琴伝流の仲間から延べ1,000台以上の使わなくなった大正琴を寄贈したいという声がありながら、琴伝流が真新しい大正琴を贈ることにこだわったのには理由があります。被災地の愛好者の心情を考えると、大正琴が希望の一筋の光になるために、費用負担は大変であっても、誰かの使い古しではなく、真新しい大正琴を贈る必要があると考えたからでした。
贈られた大正琴を手に大会に参加する仲間を見かけるたびに、全国の皆様の気持ちを届けることができて本当に良かったと感じます。この活動を通じて、地域社会における大正琴の果たすべき役割を、会員の皆様から改めて教えていただきました。
地元市町村等を通じて届けられた義援金
地元市町村等を通じて届けられた義援金
津波に遭い錆びて砂だらけとなった大正琴
津波に遭い錆びて砂だらけとなった大正琴

絆大正琴
東日本大震災発生から3年となる平成26年3月を前に、津波により失われた岩手県陸前高田市の高田松原の松を使って大正琴を制作し、長野県芸術文化総合フェスティバルにおいて琴伝流北信指導者会が「花は咲く」の追悼演奏をしました。
会場には津波の瓦礫の中から見つかった大正琴も展示し、改めて震災当時にそれぞれが思った気持ちを思い起こす機会としました。
東日本大震災の一日も早い復興を願うとともに、震災復興の過程で学んだ大正琴で人と人の心がつながることの大切さを伝えるために、琴伝流では、平成26年に、震災の津波で壊滅した岩手県陸前高田市の高田松原の松材を使い、東日本大震災復興に向けた希望のシンボルとして「絆大正琴」を制作しました。
琴伝流に届いた陸前高田市の被災松
琴伝流に届いた陸前高田市の被災松
震災発生から3年となる直前の平成26年3月2日の長野県藝靴文化総合フェスティバルにおいて「絆大正琴」を使って「花は咲く」の追悼演奏を行うとともに、以降の琴伝流の全国大会や県大会会場に展示して、大正琴を楽しみ仲間と集える喜びに感謝する気持ちを忘れないようにしています。
胴に「奇跡の一本松」を刻んだ「絆大正琴」
胴に「奇跡の一本松」を刻んだ「絆大正琴」
大正琴による社会貢献
琴伝流では単に大正琴を販売教授することだけを使命と考えず、大きな災害などの際には少しでもお役に立てればと願い、琴伝流や会員の気持ちを被災地に届けています。
これまでの主な義援金支援活動
 平成07年 阪神淡路大震災
 平成17年 新潟県中越地震
 平成19年 能登半島地震
 平成23年 東日本大震災(義援金と大正琴寄贈)
 平成23年 長野県北部地震
 平成28年 熊本地震